今、「ハーバードの人生を変える授業」(大和書房)という本を読んでいます。
ハーバートで哲学と心理学を学び、同大学で講義をしているタル・ペン・シャハーの著書ですが、
彼の授業はハーバードでも大人気で、全学生の二割が受けたいと殺到するほど。
ハーバードというと、とてもお堅いことを教えているのではと思ってしまいますが、
ぜんぜん違うのです。
エリートととか、頭の善し悪しは関係なく、人種も、年齢も関係なく、
人として、大切にすへきこと、地味とに取り組んでいくことなどが書かれていました。
人生を変えるために、彼が第一にあげたことは、
「感謝する」でした。
普通といえば、普通なんですが、ハードードに通うようなエリートさんも、まずは感謝を習慣化しようと教えられていのです。
彼の薦めるワークは、「感謝ノート」を作るということです。
感謝することを毎日5つ書きとめていくというもの。
そして、書きながら目の前で浮かべたり、もう一度体験するように感じることが大切だとしています。
これは、自分が恵まれた部分を考えることで、その部分の意識(エネルギー)が広がり、
よりよい波動を出していくことにつながっていく価値あるワークです。
また、彼は「困難から学ぶ」ことも大切だとしています。
現代人は「幸せでなければならない」という思い込みにとらわれすぎですが、
本当のところ「楽しさがすべて」という考えかたに縛られていると述べています。
ベンは、「人は困難を克服することで幸福になれる」とし、誰にも困難な時期があるからこそ、
大きな喜びを感じられるようになる。
困難こそが、人生におけるすべての喜びへの感謝の気持ちを作りだし、
真の生きがいや喜びの源になっていると述べています。
これは、最近、私もよく思うことです。
人は困難を避けることはできません。
訪れた困難を、逃げずに乗り切ることが「大きな学び」をもたらします。
皆さんも、困難から決して逃げないでください。
必ず乗り越えることができますから。