東日本大震災から一カ月。
本当に長い一カ月でした。
みなさんは「PTSD」(心的外傷後ストレス障害)や「急性ストレス障害」で悩んでいませんか。
今回のように大きな震災の場合、直接的な被災者でなくても、
神経過敏になったり、底知れぬ不安感に襲われたりします。
テレビで繰り返し悲惨な映像が流されたのを目にしたり、苦しんでいる被災者の現状を知るにつれて、
誰もが冷静でいられる状態ではなく、
日常的にイライラしたり、喜怒哀楽のバランスがおかしくなったり、
このような症状が出てくることも仕方がないのです。
「また大きな地震や津波が来るかもしれない」と、多くの人々が無意識に恐れているためで、
軽いPTSDの症状です。
また、これは、日本人独特の民族カルマが出てきたことにもなります。
日本のという国が誕生して以来、多くの地震や津波と戦いながら、日本人は暮らしてきました。
日本人は、遺伝子の記憶として、地震や津波に対して「怖い」という恐れをDNAに貯め込んでいます。
自然の前には、あまりにも無力であることも記憶しているのです。
そこに、今回の大震災です。
さらに恐怖心が膨らみ、九州や関西にお住まいの方も、「私たち日本人はどうなってしまうのだろう」と、
まるで被災者のように不安になってしまうのです。
また、前世で地震や津波を体験した人たちも、今回の震災でPTSDが出てきてしまうことがあります。
「自分も津波に飲み込まれた前世を持っている気がする」とセッションを申し込まれた方は、
震災後、息苦しく、お腹が張って張って仕方がない、怖くてたまらないという症状が出ていました。
津波に飲み込まれると、多くの海水を飲んで、息ができなくなってしまうのでしょう。
そんな記憶が、潜在意識の底から出てきているのかもしれません。
このような症状で苦しんでいる方は、まず、毎日お風呂に入って、必ず体を温めてリラックスさせてください。
軽いストレッチやヨガもおすすめです。
後、午前中に、大きな木に抱きついて、「木・瞑想」をおすすめします。
これは、私の生みだしたオリジナル瞑想です。
大きな、生命力にあふれた木におでこをくっつけてながら、木に呼吸を合わてみてください。
木の呼吸は実際には聞こえませんが、なんとなく木と自分の呼吸があっていれば、
とてもリラックスしてきます。
ゆっくりと息を吸って、そして吐き出していってください。
必ず木と呼吸があってきます。
そして、心を無にして、恐怖心が浮かんだら「これも消えていく、ありがとうございます」と唱えてみてください。
10分くらい、木にしがみつく「蝉」のように木と一体になる瞑想です。
とても落ち着いてきて、地球のパワー、自然の「気」をいっぱい体に取り込むことができますよ。